こんにちは、ライターのかのぽむです。
もうすぐ6月も終わりですね。夏休みに向けて、子どもたちとお出かけの計画を立てている人も多いと思います。
夏休み中は子どもたちが山や草むらで遊ぶ機会も増えるため、虫よけ対策が欠かせません。
蚊・アブ・ハチなどのほかに、特に気を付けたいのが「マダニ」。
マダニに咬まれると感染症にかかり、重症化すると命にかかわることも……。
今回のさいかいニュースでは、マダニの予防法や咬まれた時の対処法をお伝えします。
マダニとは?
マダニは屋内に生息するイエダニとは違い、森林や草地などの屋外に生息していいます。
大きさは3~8mmで、ダニの中でも比較的大型の種類です。
春から秋にかけて活発に活動するため、6月以降は特に注意してください。
マダニに咬まれると感染する病気
重症熱性血小板減少症候群
「SFTSウイルス」を保有しているマダニに咬まれると感染する病気です。
主な症状は発熱・消化器症状(嘔吐・下痢)で、ウイルスに感染してから6日~2週間で発症すると言われています。
重症化すると死亡する場合も……。
※すべてのマダニがこのウイルスを保有しているわけではありません。
日本紅斑熱
主な症状は発熱(高熱)・頭痛・関節痛・体幹部や手足の発疹です。
マダニに咬まれてから、2~10日後に発症します。
まれに死亡することもありますので、早期発見・早期治療を心がけてください。
マダニに咬まれた時の対処法
マダニ類の多くは、人や動物の皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日~10日間)かけて吸血します。
そのため無理に引き抜こうとするとマダニの口器が折れてしまい、皮膚の中に残ってしまいます。
すぐに取りたい気持ちをぐっと我慢し、専門の医師に適切な処置をしてもらいましょう。
マダニに咬まれた後に、発熱・食欲低下・嘔吐などの症状があった場合は、一刻も早く医療機関を受診してください。
マダニの予防法
畑や草むらなどの近くで活動する際には、長そで・長ズボン・長靴・帽子・手袋などを着用してください。首元にタオルを巻き、できるだけ肌の露出を少なくすることが大切です。
さらに虫よけスプレー(有効成分:ディート含有)を使用してください。
※マダニに効果がない虫よけ剤もありますので、購入前に説明書きをよく確認しましょう!
特に衣服にはマダニが付着している可能性がありますので、室内に放置せず速やかに洗濯!
背中など見にくい場所にマダニが付いていないか、周囲の人に確認してもらってくださいね。