桜の開花宣言も北上中で、西海市も春爛漫になりました。こんにちは!桜吹雪が大好きなベーヤンです。
西海市のこれからの農業を担う青年農業者たちと、新しく農業を始めた「新規就農者」との交流会に参加してきました。
今回は見守り役として、農業士、長崎県振興局農林部、西海市農林課があたたかくサポートします。
場所は、西彼町小迎郷にある『食鮮厨房 信』さん。
新鮮な魚のコース料理やノンアルコールの飲み物も豊富なので、ファミリーにも嬉しいお店です。
ちょうど、お刺身の準備中。今日のお造りが楽しみになりました。
この日、新しく歓迎を受けたのは西海市へ移住してきた三神朋亮(ともあき)さんと春菜さんご夫妻。西海市へ移住して『つむぎ園』の名で就農しました。
出席した12名の青年農業者は、イチゴ・みかん・養豚などのさまざまな経営を行っており、就農も2年目の方や20年目の方がいたりとバラバラですが、みなさん立派な経営者の方ばかりです。
西海市農林課 増山さんです。いろいろお世話をしてくれました。
農業士の坂口さんや参加者全員の自己紹介が終わり、いよいよ親睦会の始まり。
「乾杯ーーー!」
「ばりぐっどのために」と、わざわざカメラ目線での乾杯ありがとうございました(笑)
楽しみだったお造りです。次々とご馳走が並んで、みなさんの会話も弾んできます。たとえば……
県央振興局農林部の藤本さんと、養豚業の宮下さんは「豚コレラとイノシシ」についての話。お酒の席でも情報交換はあちこちで交わされています。
そのうちに、 三神さんへの質問も次々と始まりました。
朋亮さんは東京都八王子市、春菜さんは宮崎県日向市出身だそうです。
群馬県のある山小屋で、春菜さんが働いていたところに朋亮さんが……!
ステキなストーリーのご縁で、西海市での就農となりました。
春菜さんの詳しい思いは、こちらのばりぐっど記事に詳しく語られています。
プライベートなことから、農作物の販路など話題は盛りだくさん。
三神さんたちもだんだんと打ち解けてくれました。
朋亮さんは33歳。農業を始めるにあたって、まずはちゃんと貯金をしたという堅実派!奥様の春菜さんが『楽しんで一緒に農業をしてくれるように頑張りたい』とのこと。
この日も先輩方の席に行き、積極的に資材の購入先や作付計画などのアドバイスを受けていました。
青年農業者といっても、後継者もいたり、家族とは別に経営をしていたりとさまざまで、ひとりひとりが西海市の農業を担う経営者です。
長崎県央振興局の松永所長は「それぞれに作物が違うが、いろいろな考えや経営がある若く元気な農業者が、こうして交流や情報交換をしていくことが大切だ」「ひとりではなく、仲間がいる環境が大事」といいます。
青年農業者の会・相川会長。
写真撮影のために帽子を被ってピースサイン!
「三神さんご夫妻が、青年農業者の会に入ってくれたら嬉しいけど、こうして同じ年代の農業者が近くにいるのでがんばって欲しい」と素敵な笑顔で答えてくれました。
見知らぬ土地で農業を始めるにあたって、頼もしい相談相手と知り合えるいい機会になったことでしょう。
また西海市の農業者にとっても、新規就農者の存在はお互い頑張れるいい刺激になります。
地元ならではの話が聞けるこういう場は、昼間の会議とは違って親近感も増してきます。
気さくで、頼もしい西海市の青年農業者の方々です。
みなさん真面目なのですが、下の写真のようにこんなお茶目な場面も♪
偶然にイチゴ生産者さんが3人並んだので、写真を撮ろうと構えたらわざと離れて知らん顔(笑)ちょっぴりシャイなのも微笑ましい。
「出来るだけ有機栽培で、安全な作物を育てて行きたい」と熱く思いを語る三神さん。先輩の経験やアドバイスをたくさんいただいたようでした。
三神さんご夫婦も、西海市の農業を盛り立てここに根付いていくことでしょう。
*ミニ解説*
長崎県では、農業技術・経営管理能力に優れ青年農業者の育成に熱意があり、農山村地域の活性化を図る重要な役割を担う農業者を認定しています。県下では293名(平成30年度)、長崎西彼地区では男女合わせて38名(西海市には11名)の農業士がいます。
西海市5町で14名の20代からの農業を営む経営者たちがこの会を運営。勉強会や交流をしながら、それぞれの農業技術や経営の向上に日々がんばっています。
18歳以上65歳未満、年間60日以上の就農者を指します。
農業士の坂口さんから、長崎初のみかんのための地盤整備の圃場(ほじょう=畑)が西彼町にできたと聞きました。
新規就農者の三神さんも、みかんの苗木も「平成」から「令和」へとつながり、育っていく嬉しいニュースですね。
近日中にこの様子もお知らせいたします。
以上、美味しいお料理と、西海市の若い担い手たちの交流会の様子をお届けしました!