こんにちは! 「ばりぐっど編集部 図書委員 嘉弥谷(よしみや)りさ」です!
3月になり、卒園、卒業式シーズンになりましたね。
ちょっぴり寂しかったり、進学・進級してドキドキ、ワクワクしていたり、新しい環境になることが不安だったり、春休みが待ち遠しかったり…
様々な気持ちの変化がある時期だと思います。
新しいことが始まる季節。なんだかソワソワしちゃってます。
そこで今回は、
こんな季節に読んでほしい!こちらの絵本をご紹介します!
◆その1*なつみはなんにでもなれる
著者:ヨシタケ シンスケ
出版社:PHP研究所
もうすぐ寝る時間。なつみは、すごくいいことを思いつきました。
それは、なつみが何かのマネをして、それをお母さんが当てるゲームです。なつみはさっそく、マネを始めました。
ピンクの毛布に包まったり、寝っ転がって手と足をバタバタさせたり、腕をグルグル回したり。
でも、お母さんはなかなか当ててくれなくて…
わが家の子どもたちも別バージョンで色々やっている気がします(笑)
「これ見てー」「あれ見てー」「これなんでしょ?」「どっちでしょ?」「こっちきてー」
子どもってなんでもすること見てほしいですよね!
そして、自分が決めたルールに沿って参加してほしい!
だけど、思った通りにならないと怒ります(汗)
家事の合間に見たり、聞いたりママは大変です。
でも、この『マネ』が子どもたちにとってはすごく大事なんですよね!
自分がなりたいものや興味があるもの、新しいことを見つけるチャンスです!
読み聞かせしてみると、絵本をヒントにいろんなマネをして、お子さんの成長や発見をできるかもしれませんよ!
◆その2*はらぺこあおむし
著者:エリック・カール
出版社:偕成社
暖かい日曜日の朝、ぽんっ!とちっぽけなあおむしが生まれました。
あおむしはお腹がぺっこぺこ。
月曜日はリンゴを一つ、火曜日はナシを二つ…
たくさん、たくさん食べて、太っちょになったあおむし。
サナギになって最後は…?
数や曜日の認識をおりこんだ、食いしん坊あおむしの成長を描く穴あき絵本です。
皆さんご存知!『はらぺこあおむし』
なぜ、今更?!
なのは、重々承知しておりますが、やっぱり紹介せずにはいられませんでした!
わが家でも繰り返し読んでいる絵本の一つです。
2歳の娘も「あおむし〜、あおむし〜!」と絵本を見るたびに言っています。
エリック・カールさんならではの色使いや、穴の開いた仕掛けのページ、ちっぽけなあおむしから成長して美しいちょうちょになる姿は、元気や夢や希望を与えてくれます!
小さいお子さんから楽しんで見ることができる絵本です!
◆その3*さよなら ともだち
著者:内田 麟太郎
出版社:偕成社
「おれたち、ともだち!」シリーズ第13弾。
キツネに「お前も寂しかったか?」と、聞きたいオオカミ。
キツネは、自分からそれを話し始めました。
キツネ山にいたキツネは、立派な大人になるために山をおりたのです。
「それから、どうしたんだ?」と、オオカミはキツネに聞きませんでした。
なぜなら…?
「ともだちや」を始める前の、キツネとオオカミのお話です。
『さよなら』の先には、いったい何が待っていると思いますか?
私は、やっぱり寂しさが一番にくると思います。
『さよならは寂しいばかりではない』『さよならは出会いの始まり』
なんとなく、分かっているようで、分かっていないような…
そんな気持ちをそっと伝えてくれる絵本です。
私は、このシリーズの「ともだちや」を読んだことがあるのですが、この絵本を読んで「そういうことで『ともだちや』が始まったんだなぁ〜」と、心が温かくなりました。
この季節にぴったりの絵本です!
寂しさや不安を感じているお子さんに、ぜひ読んであげてください!
以上、ばりぐっど図書委員おすすめ絵本3選!いかがでしたか?
別れや出会い、成長などなど…いろんな想いがあるこの季節に!
ホッと一息!読んで欲しい絵本です。
読み聞かせにもいいですよ!
ぜひ、お子さんと一緒に読んでみてください!
こちらの絵本は市内の図書館に置いてあります。お近くの図書館にない場合は取り寄せて、ぜひ読んでみてください!
お探しの本は、西海市図書館のページから、市内のどの図書館にあるか、貸出中かどうかの確認ができますのでご活用ください。