新しい年が始まって、すでに10日程経ってしまいました。
遅ればせながら
明けましておめでとうございます。
本年も変わらず、のらりくらりと限りなくノンフィクションに近いフィクションの物語りにお付き合いいただけたらと思います。
さて、ご挨拶も終わったところで今年の海近家は2019年のしょっぱなからめでたき行事がありました。
祝 成人式
末娘が成人式を迎えたのだ。
無事にこの日を迎えられてよかったよかった。
20年間ほんとに色んなことがあり、母娘二人で悩みながら共に成長し、そして4日の西海市成人式を笑顔で迎えられた・・・本当に感謝!
とか思っているとでも?
そりゃそうよ。そりゃそうだけど、それよりも私の頭の中は
いや、マジでちゃんと振り袖着れたし、式典出れたし良かったわー
の方が断然強い。
だって、以前【ウエストのおんな~北風と手ぶくろと私~第12話】<成人式着物レンタルは2年前から>でも話した通り、成人式に興味がないのか、めんどくさいのか、なかなか振り袖の用意まで行き着かない。
我が家は初めから成人式の振り袖は『レンタル』すると決めていたので、その辺り、すべて娘に丸投げしていた。
一緒に暮らしていないというのも手伝って、話しは進まないしどのような段階に来ているのかも全くわからない。
やっと娘と連絡がついて「レンタルの話しは進んだ?」と聞くと
「あ~ 見に行かんばね~」の返答。
「行かんばね~」って・・・ まだ振り袖見に行ってもないんか!?
そこで職場のお姉さまからチラッと聞いたネットショップでのレンタル。
これならわざわざ店に出向くこともなく、めんどくさがりの母娘に持って来いだわと、娘に即連絡した訳である。
ネットレンタルといえば、成人式当日に店が閉まっていて多くの新成人が振り袖を着れなかったという大事件が記憶にある。
うう~~~~ん なんか怖い
だが、海近家の母娘はその「なんか怖い」という不安と「実際に店舗へ行く」という面倒くさい気持ちを天秤にかけ、ズドーンと傾いた「なんか怖い」の方を賛成多数で選んだのであった。(二人だけだけど笑)
しかも母͡娘、確認し合った訳でもなくお互いの性格上、「そっち」を選ぶに決まっているだろ?という確信が
「なんか怖い」がなんぼのもんじゃい!
の強気な気持ちとなり、すんなりネットショップでレンタルすることに決まったのである。
確かに「なんか怖い」の不安は手元に振り袖が届くまでやんわりとあったことに間違いはない。
あれだけの大事件があったので、さすがに世の中のネットレンタルショップも気をつけているに違いないと思っていたが、約束の成人式1ヶ月前に送ってくるはずの振り袖が
送って来ない・・・。
えーーー! これはどうしたものか! 娘からと私からとダブルでレンタルショップへバンバン問い合わせの嵐。
だって、これで届かなかったら「だけんネットレンタルとかダメやったとさ」と母娘ケンカをするハメになる。
それからどうにか2~3日後に送られてきたが、送ると言ったその日にちゃんと送るか、遅れるならその旨、早めに知らせて欲しいとホントに思った。
あと、ネットレンタルした我が家は当日の美容室も自分で予約しなくてはいけなかったのだが、それも娘の納得するところがなかなか無く泣きそうだった。
なので美容室も職場のお姉さまが通ってらっしゃるというオシャンティーな美容室を娘にプレゼンしてみると、案外すんなりOKが出たのでそこに予約を入れさせてもらった。
こんなことなら、なんでもコミコミでやってくれる実店舗のレンタル屋さんがやっぱ良かったんじゃね?という気持ちが今更ながらに頭をかすめた。
そしてやっと、やっとここまでたどり着いたのに・・・
娘は年末の12月27日~1月3日まで東京で連日パーテーピープー。年越しライブイベントに行ったらしい。
帰ってきた翌日に成人式という強行スケジュール。
まぁ若いからなせるワザよねと連日のパーテーピープーに羨ましさを感じていたら、なんとパーテーピープー後半に
「なんか具合悪い、鼻水尋常じゃない」とLINEが・・・
えー!「薬と栄養ドリンク買って飲んで寝ろ!」と言ったが、成人式大丈夫か~?
なんか不安。
晴れ着問題と美容室問題が解決して『のほん』としていたところに『ご本人問題勃発!』
とりあえず、パーテーピープー最終日までなんとか持ちこたえ、お昼の飛行機で長崎着、アッシーの旦那が空港までお出迎えし、その足で休日診療の病院へ直行。
パラパラッパラ~♪
インフルエンザ A型~~~~
まさかのインフル発覚。明日は成人式。
さあ!「インフルエンザ罹患」と「一生に一度の成人式」を天秤にかけると・・・
ズドンと下がったのはやはり成人式である。
高熱で動けない状態なら残念!諦めなければならないが、ご本人は参加の意欲満々。
「熱は無いし、ダルさはテンションで乗り切れる!」とか言う始末。
でも私もその当時、自分が式典に参加できなかったこともあり、『一生に一度』のこの日を同級生と一緒に過ごさせてあげたいという思いもあって、参加の方向で当日を迎えたのである。
まわりの方には本当に本当に迷惑をかけてしまったが、娘に一生に一度の思い出が出来て良かったと心から思った。
インフルと知りながら行動を共にしてくれたご友人たちにも深く感謝である。
その後の海近家では・・・。我が家には隔離部屋がないので、インフル娘は仲良く家族の集うリビングで普段通りに過ごし、寝る時も私たちの寝室に布団を敷いて仲良く寝た。
今のところ娘からのインフルは誰もいただいていない様子。
やはり『病は気から』である。
そんなことを言っていたら、長男から「インフルはウイルスやけん、気持ちでどうこうなるものじゃなか」と、無知な所を突かれ新年早々枕を濡らした私であった。(笑)
さて、2019年もスタートしました。
私は今年も変わらず、ウエストとウエストのお惣菜に助けられながらこの一年も無事に乗り越えて行けたらいいなぁとふんわり思っております。
こんな私ではありますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。