♪ジングルベール、ジングルベール、ふんふんふ~んふふ~~~~ん♪
もうすぐクリスマス!
お子ちゃまへのプレゼント、用意されましたか?
おかげ様で我が家には、もうおもちゃを貰って喜ぶような天使はいない。
しかしまだサンタを信じているというお子ちゃまの話しを聞くたびに、我が家の子ども達は何と言うか、とても大人だったと思う。
幼稚園くらいの年の頃なら、それはそれは世の中の『サンタマジック』にかかり、お母さんやお父さんから「お利口にしとかないとサンタさん来ないよ!」とか言われて
「おりこうにするもん!」
と、普通なら鼻息をフンガフンガ荒くするものである。
しかし我が家の子ども達は、やれクリスマスだの、やれサンタだのと騒いだことなど無かったのだ。
世の中にサンタがいないことを知っていたのか?
4~5歳の幼稚園児のくせに、クリスマスごときでは浮かれない、大人のハートをお持ちの海近チルドレン。
決して母も父も幼稚園児に向かって
「本当はサンタなんていないのよ~ン!」
などと、夢をぶち壊すようなカミングアウトはしていない。どちらかと言えば、「サンタさんに何もらう~?」「ケーキは何を食べたい~?」と必死に世間のお子ちゃまと同じようにクリスマスを迎えさせようと努力したものだ。
考えるに我が家の長男坊(現24歳)は、当初からどうも子どもっぽい子どもではなく、どこか愁いを帯びた大人の面影を感じさせる幼稚園児だったので、もしかしたら、その大人仕様の鋭いアンテナでサンタが『夢ものがたり』だと、すでに暴いていたのかもしれない。
長男がそんな風だから、次男(現22歳)と娘(19歳)にもキッチリバッチリ『大人の面影』が伝染した。
なのでもちろん『サンタさん』について鼻息荒くフンガフンガしたこともなく、静かにクリスマスを迎えるのであった。
そして我が家の子ども達へのクリスマスプレゼントは、サンタから貰うのではなく、父と母から貰うものであった。
すでにサンタはいないと悟っているであろう海近チルドレンに
「サンタさんからプレゼントが来たよ~♥」
の、寸劇はもう役を果たさないと思った私は『サンタからのプレゼント』を封印した。
そう、クリスマスプレゼントは『サンタさん』が寝ている枕もとにそっと置いていくものではなく、クリスマス前の日曜日にみんなでトイザらスに行って『お目当てのおもちゃを父と母に買って貰うもの』というのが海近家のクリスマスプレゼントスタイルである。
結局、海近チルドレンはサンタさんであろうが、親からだろうが、プレゼントさえ手中に収めることができれば誰から貰おうがそこはこだわらないというクールな考え方をお持ちなんだと推測。
でもまぁ、存在もしないサンタさんを作り上げて、子ども達に欲しい物をわからないようにリサーチしたりする手間がかからない分、楽っちゃ楽ではあった。
ただプレゼントに関して楽しただけで、イブにはちゃんとウエストで予約していたケーキや、チキン。あと子ども達が好きなものを作ってクリスマスの演出はぬかりなくやってきたつもりである。
そうやって、何年も海近家独特のクリスマスが過ぎ、あれは長男が中学生だったか高校生だったかの時の12月24日、思わぬ一言を長男から言われた。
長:「うちってさぁ・・・・・」
長:「サンタって来たことなかったよねぇ?」
母:「え!えぇぇぇぇぇええぇぇぇぇぇええぇ!?」
すっかり忘れているのかと思いきや、我が家にはサンタの存在が無かったことを数年もたった後にポロリと言われたあの衝撃!
実は、何気にサンタに憧れがあったようだ。あまりにもクールな海近チルドレンだったので、すっかり興味が無い物だとばかり思っていたが、まぁサンタがいなかったからとグレずに成長してくれて良かった良かった。(笑)
もうクリスマスプレゼントをあげることはなくなったが、我が家のクリスマスの思い出は永遠である。
そういえば
今、我が家の電子レンジのあらゆるボタンがクリスマスツリーの電飾並みにチカチカピカピカ光を放って、クリスマス気分を盛りあげてくれている。
唯一、今も現役の私の嫁入り道具のレンジだが、どうも最近おかしい。
ツリーも飾ってない我が家に気を使ってピカピカしてくれてるのかと思ったら、
クリスマスだからピカピカ光ってる訳ではなさそうだ。
あ~、レンジが壊れるのは非常に痛い! クリスマスも来ることだし、誰か私に電子レンジ買ってくれんかなぁ!
クリスマスプレゼント、オーブンレンジ欲しいなぁ!
サンタさん、住子のとこに来てくれないかな~♥
と、いう訳で、なんと2018年の【ウエストのおんな】は終了でございます。
今年も沢山の皆さまに読んでいただき、とっても感謝しております。
また1月にお会いしましょうね!
来年も【ウエストのおんな】をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。