高校野球が終わってしまった。優勝おめでとう大阪桐蔭!準優勝おめでとう金足農!でもニュースで取り上げられるのは「金足農」ばっかりだったよね。まぁわかるけど優勝した桐蔭も取り上げてあげて~と思ってしまった私は海近住子、西彼のアラフィフパート主婦である。
我が家は山の上。
確かに山の上に住んではいるが、山の上だからと言って平地のお宅と何十度も気温に違いはないと思う。しかし人は必ず「海近さんちって山の上やけんすごく涼しいんやろ~?」と言ってくる。
いやいやいやいや
うち、富士山頂とかじゃないから。
そりゃね、ちょっと自分的にも自虐っぽく「うちって山の上なんすよ~」って言ってますよ。現に山の上に住んでいる訳だし。
でも暑いさ!
平地と変わらんくらい暑いさ!
そうそう、この前同居している義母のところへお客さんが来てて、帰り際お客さんが「ほんとここは涼しいですね~。山の上って涼しい~。うちと全然違うわ~♡」と玄関先で話していた。
あのね、その日は台風が近づいて来てる関係で風もかなりあったし、雲も出ていたのでいつもより確かに涼しかった。
そう!
その日はたまたま台風前だっただけ、いつもならうだるような暑さで、家の外で井戸端会議なんかしてたら即ミイラになる!
そこを「そうですか~? 涼しいですか~?」と言ってる義母。
「ち~が~う~だ~ろ~」
懐かしいフレーズがお口からこぼれそうになる。
義母たちの居間は家の裏手にあり、昼からはずっと陽も陰るので大変に過ごしやすい。しかし私たちのリビングはギンギラ西日がずーーーーーっと当たる。
だから義母は私たちの部屋がミイラ製造室だとわかってらっしゃらない・・・。
きーーーーっ!
誰が何と言おうと、暑いもんは暑いのだ!
私たちのリビングが灼熱地獄の砂漠なら、義母たちの居間は緑あふれるオアシスである。
ははん。だから義母は「いやいやここも暑いんですよ」と強く言わなかったのか。
私なら、「山の上だって暑いんじゃ!」
「山の上なめんなよーーーーー!」
きっと『こだま』が返って来るくらい雄たけびをあげていたに違いない。
海近家は山の上と言っても、富士山でもエベレストでもマッターホルンでもないので、普通に夏は暑いのである。
まぁでも8月も後半に入り、昼間は別としてここのところ朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきたとは思う。
「暑くて揚げ物とかされんわ!」と夕飯にウエストのからあげを大量購入していたのも「そろそろ自分で作ったら?」と言われそうだ。
寝苦しくて悶えた夜も、随分とすんなり寝れるようになったし、なんとも喜ばしい限りである。
しかし夜の海近家では別問題が勃発。
そう、旦那の『いびき』VS私の『歯ぎしり』である。
と言っても私は旦那の『いびき』がうるさくてどうしようもないとか思ったことはない。
まぁアルコールを大量に摂取した時の『いびき』はいつになく大音量になるし、いつもは一方通行のところを行きと帰りの往復で爆音が轟くくらいで、私クラスの心の広さを持ち合わせていれば
旦那が発する往復の爆音も私にとっては子守歌なのだ。
それなのに旦那は私のかわいい『歯ぎしり』を力ずくで阻止し、「夜中にポテチ食いよったけん、オイが止めてやっとったけん」と恩を着せる。
相当、力を込めて「ギシギシ」言わせてるらしく、右あごの筋肉がゴリッゴリに発達しているのは自覚しているが
「それ以上エラの発達せんごとしてやっとったけんね」と恩の重ね着。
私クラスの心の広さがあれば、『歯ぎしり』もまた子守歌になるのに・・・。
では、そんなあなたにお知らせです。
最近あなた、いびきの途中で息止まってますよ。
ほらほらよく聞く『睡眠時無呼吸症候群』てヤツ。いびきの途中でピタっと息が止まる。そしてしばらくして「フガフガフガー!」っと苦しそうに息を吹き返す、たぶんソレ。
グーグル先生にお伺いすると、無呼吸症候群と一口に言っても色々な要因でなりうる病気らしい。もちろんアルコールもほどほどにした方がよいとか。
とりあえずあおむけでは無く、横を向いて寝るのが気道も確保されて無呼吸になりにくいと聞いたことがある!
これは『抱き枕』を抱かせて横向きに寝せたがいいんじゃないか?
と言っても、我が家に都合良く抱き枕は無いのである。ん!
ありまーす!
娘の部屋にクマちゃんの大きなぬいぐるみが!
想像してごら~ん
50近いおじさんがクマちゃんを抱っこして寝てるキュートな姿を・・・。
とりあえず『いびき』VS『歯ぎしり』はちょっと別の意味でしばらく続きそうである。
しかしながら、私はクマちゃんを抱っこして寝るキュートな姿の旦那に勝てる気が全くしません・・・。