こんにちは、ばりぐっど編集部です。
いよいよ雪浦ウィークまで残りわずかとなりました!
雪浦ウィーク前の本特集。これまでの記事で見えたのは、長く深い歴史とそこにある人々の思いにより発展し続けてきた雪浦の姿でした。
しかし雪浦は、20周年の雪浦ウィークに向けてさらなる動きを見せているのです。
それこそが、雪浦初のゲストハウス『森田屋』のオープン!
この森田屋についてお届けします!!
地域内外からの思いが集まった!雪浦の小さな楽園プロジェクト
地方創生が叫ばれる昨今、雪浦は地域内外から注目されています。その注目に応えるべく「雪浦をもっと心地よい楽園に!」との思いで建設計画が始まった、ゲストハウス森田屋。
雪浦を訪れるゲストの宿泊はもちろん、雪浦にお墓参りや里帰り、同窓会などの地元の方による活用、日常的な地域の集いの場としての目的もあります。
森田屋は、もともとは雪浦村時代の村長宅。個人宅を改装し、より多くの方に気軽に活用し得る場所にしたいとの思いから、関係者がアイデアを出し合いました。
しかし費用の面で頭を抱えることに。それでもあきらめられないことがありました。
誰でも利用しやすくするためのスロープ
駐車場から玄関までが、このような勾配のある石段。
赤ちゃんからお年寄りまで、ベビーカーでも車いすでも利用できるように、玄関まで石段横にスロープを作りたい!
みんなが集いやすい広い土間
もともとは玄関を入ると、すぐに部屋となっていました。
ここに靴を履いたまま立ち寄れるように広い土間を設け、お茶を飲んだり、話をしたり、多くの人が気軽に利用できる場所を作りたい!
これらを実現すべく、自分たちでクラウドファンディングを開始。森田屋のスロープと土間を作る費用として、100万円を目標に寄付を募りました。
クラウドファンディングの経過について、本特集第1回目にも登場した山田千晶さん(写真右側)に話をうかがいました。
主にインターネットを活用して、H29年12月からH30年2月末締めの期間でクラウドファンディングを開始。
途中経過として1月13日時点で18万5千円、2月2日時点で27万3千円。
この時期は、初めての試みで先が見えず不安でいっぱい。
「どうか、お願いします!助けてください」
そして期限まで残り1日の2月27日。
「どうか、どうか、もう一歩お願いします!!」
最後まであきらめず、祈るような気持ち。
すると!祈りが通じて一気に増えて、最終日には80万円!!
「ただただ感謝!!」という気持ちが込み上げ、みんな満面の笑み。
するとさらに!それからもどんどん寄付が!!
最終的に102万8千円に!!
言葉にできないほどの感謝とともに、
「想いを寄せてくださった方々に、支援をしてよかったと思われる森田屋にしていかねば」
という強い思いが生じ、その思いを胸にオープンまでの準備が進められているのです。
思いがカタチになっていくプロセス!準備中の森田屋に潜入!!
まずは玄関。もともとこの状態が…
玄関横の壁は取り払われ、開放感が!
広々とした土間のスペースが確保されました。
地元のメンバーと大学の学生による土間づくり体験も。
なんということでしょう!
広々とした土間が完成!!
カフェカウンターやお座敷とつながり、集う人々の交流が楽しめる空間になっています♪
その他の設備も一挙公開!
玄関入って右手が受付窓口。
正面に、すぐに目に入るカフェカウンター。お洒落な雰囲気です♪
カフェカウンターの左側にあるのが、入口の日本家屋らしい立派な欄間(らんま)が素敵なお座敷。
広々とした縁側があり大きな窓から自然光が差し込みます。
ここではイベントの催しや、個人や団体への貸し出しも行われる予定。
カフェカウンターの右側にあるのが、宿泊やイベントなどの利用者用のキッチン。広々としており、作業がしやすそうです。
カフェカウンター裏には、清潔感ある洗面台やお風呂場が。
2階が宿泊スペース。2~4人向けの個室が1つと、あとは相部屋となるドミトリータイプ。
クラウドファンディングで寄付を募ったスロープについては、まだ予算や設計などの面で工夫が必要なため、時間をかけて取り組んでいるところだそうです。
車いすの方や足の不自由な方に対しては、スロープが出来るまでスタッフが対応します。心配なさらずにご利用ください。
あたたかい笑顔でお出迎え!森田屋の案内人をご紹介
準備中の森田屋を案内してくださったのは、このおふたり!
森田屋の番頭である渡辺朝子(わたなべ ともこ)さんこと、“ともちゃん”。
今年の2月から西海市の地域おこし協力隊として着任。5月には「NPO法人雪浦あんばんね」の一員となりました。
これまでの経歴としては、青年海外協力隊として、2年間アフリカで活動。その後6年間東北の震災復興支援に尽力。これらの活動をしていたことが納得し得るような、話していてパワフルさと親しみやすさを感じる方です。
看板娘である柾木花子(まさき はなこ)さんこと、“はなちゃん”
小4〜中学1年までの4年間雪浦に住んでいたことがあり、川で遊んだり、ペーロン乗ったり、自然体験を楽しんだ思い出があるそうです。そのため「このお仕事の話があったときは嬉しかったです」と。
経歴としては、国際平和について学ぶために海外の大学院進学し2年半留学経験があります。前職では不動産関係で、ゲストハウスや民泊の取り扱いなどもおこなっていたとのこと。
落ち着いてお話をされる、穏やかな雰囲気をお持ちの方です。
“アクティブなともちゃん×癒しのはなちゃん”の名コンビ。
これから森田屋の企画・運営、日々の業務をふたりで担当していきます。
森田屋は宿泊ではなくても、カフェ利用や靴を脱がずに土間で気軽にお茶を飲みに立ち寄るだけの利用もできます!
ともちゃん&はなちゃんより、
「ふらっと寄ってください。実家のようにホッとできる場所になれたら嬉しいです」
ふたりが笑顔で待っていますよ♪
森田屋の実働は雪浦ウィーク初日の5月2日からとなりますが、一足先にみなさんにお披露目すべく、4月28日に内覧会が行われます!
写真だけではわからない、みんなの思いがつまった森田屋のあたたかみに、実際にふれてみてくださいね♪
ラストスパートでご紹介!まだまだ盛りだくさんの雪浦ウィーク!!
さぁ、いよいよ本番目前の雪浦ウィーク!
特集で取材しきれなかった多くの店舗はもちろん、色々な企画もあり見どころ満載です♪
いくつかご紹介します!(写真は昨年以前のもの)
子連れのご家族にオススメ!アートと遊びの広場
日時/5月3〜5日 10時〜16時 場所/雪浦地区公民館 2階
雪浦川に太鼓と鐘の音が響きわたる!ペーロン体験
日時/5月5日10時~15時
場所/雪浦川まえの浜にて
体験料/小学生以上ひとり300円、小学生未満無料
ゆっくり風情を味わってほしい!お庭&石垣探訪
棚田や段々畑の結晶片岩の石垣も見事です。ぜひご鑑賞ください。
音楽好きにはたまらない!コンサート・ライブ&楽器づくり企画
毎年恒例の『山口修さん&純子さんによるギターと歌のコンサート』が開催されます。
日時/5月5日13:30~
場所/雪浦小学校体育館 入場無料
また地元のフォルクローレバンド『スマンドス』が、あちこちで演奏を披露。
さらにケーナ作り体験&吹き方教室も!
日時/5月2日15時〜17時
場所/ゆきや駐車場マルシェ会場
体験料/1本2,000円くらい(竹の材質によります)
申込み/要予約:090-6291-5700(山田)
雪浦内外からこだわりの店舗が集合!マルシェdeあんばんね
毎月第4土曜日にゆきや駐車場で行われているマルシェが、雪浦ウィークでも賑わいます!雪浦ウィーク期間中、毎日10時から16時。
さぁ!これはもうゴールデンウィークの予定に、雪浦ウィークを入れないわけにはいきませんね!!
雪浦ウィーク前の特集も今回が最終話。
あとはもう、実際に足を運んで、雪浦の自然や雰囲気を体感しながら、出会う人々との交流をお楽しみください♪
以上、ばりぐっど編集部からお届けいたしました!