ここ数年『夏祭り』的なフェスティバルに行ってないなぁと思う今日この頃。結局今年も行けなかった。打ち上げ花火くらい拝みたかったなぁ・・・。そんな私は海近住子(うみちかすみこ)西彼のアラフィフパート主婦である。

 

無事にお盆も過ぎたような気がする今日は8月17日。

予想外の台風とか来たりなんかして、朝から雨が降った15日はお墓参りとか長崎の『精霊流し』とかどうなるんじゃい!と思ったが、夕方にはなんとか雨もあがってお参りにも無事に行けた。

 

・・・・。いや そういう話しをしたいのではなく。

 

8月17日。ピンポイントでこの日の話しをしたいのだ。世の中の人には何の変哲もない8月17日だが、我が家にとっては、とても大切な8月17日である。

 

何故なら、それは次男がこの世に「おんぎゃ~」と誕生した日だからだ。

 

祝22歳である。

我が家の家族に仲間入りして早22年。横にも縦にも道を外れることもなく素直にまっすぐ良い子に育った。

 

生まれた時は、私が言うのも何だがすばらしく整ったお顔立ちで、1歳8ヶ月違いの長男と二人、それはそれはもう『激的にカワイイ』の他に当てはまる言葉が見当たらないほど、激カワ兄弟であった。

 

私の中では子どもの誕生にあたり、あの『マイナス因子』多めの旦那のDNAが半分混ざっているということで、少々危険な『におい』がしたが、その心配をよそに長男も次男も『激カワ』でこの世に誕生してくれた。

 

「DNA比率は私の方が多かったばいね」

 

「コレもう大成功やわ!」

 

旦那の比率が高めだったら、申し訳ないが絶対にあんな『激カワ』な息子たちは誕生しなかったはず!

 

まぁ、完全に旦那を下に見ているところと自分を美女扱いしているところは、かわいいO型の『たわごと』ということでサラッと流していただきたい。

 

・・・・・。

 

私は思った。

 

この『とんでもないかわいさ』を後世に残したい!

そうだ、カメラを買おう。

 

私は『キャノン IOS KISS』を旦那におねだりした。その当時に流行っていた一眼レフカメラである。

 

「ダメ」とは言わせないわよ。だって『激カワ息子たち』のためですもの。

 

大丈夫、ジャパネットたかたの36回払いだし。

 

その時はデジカメではなくフィルムを使うカメラだったので、24枚撮りか36枚撮りのフィルム買い、フィルムを全部使ってしまってから写真屋さんに出し現像してもらってやっと写真として見ることができた。

 

あぁ、懐かしい・・・。

 

そして出来上がった『激カワ息子たち』の写真の中からさらにベストショットを選び、それをまた大きく引き伸ばしては、住んでいたアパートのリビングに鬼の様に飾った。

 

他人から見ると、さすがに危なさを感じる室内の装いだったに違いない。

それくらい鬼の様に飾った。

 

しかし、そんな私もメロメロの『激カワ時代』は息子たちが大きく成長すると共に、段々とその陰も薄くなっていたらしい。

 

せっかく私の力で『激カワ』に生まれて来た息子たちだったが、やはり私と旦那のDNA比率は半分だった。

 

小学校の高学年くらいから、それは足音を潜めて、そっと、そーーっと忍び寄って来た。

 

向こうの方から、『激カワ息子たち』をチラチラ覗きながら何かが狙っていたのだ。

 

そーーっと近づいて来たので、私も『激カワ息子たち』本人たちでさえ気づかなかった。

 

中学生になり、高校生になり。

そんなある日、久しぶりに会った近所のおばちゃんから次男が言われた言葉。

 

「あら! お父さんに似てきたね!」

 

がび~ん。

 

かたくなに『父似』を拒んでいたのに皮肉なものだ。

 

あまりにも静かに忍び寄って来た旦那のDNAにずっと気づかず、身内以外の人からその事実を知らされるというオチ。

 

大きくなってから、旦那のDNAが

 

「ごめ~ん 待った?」ってやって来たのだ。

「待ってなかったんだけど・・・」

 

想像以上の時間差で旦那のDNAが私のDNAを押しのけて表れて来たのだった。

 

やっぱ強いな『マイナス因子』。こんなところで旦那の底力を見たような気がした。

 

先日のお盆、お墓参りのために実家に帰ったのだが、私の妹家族も来ていた。

 

8月17日誕生日の次男は、私の妹から誕生日プレゼントをもらった。

 

「次男君、マジお父さんにそっくり!」

素晴らしいプレゼントに、次男半泣き(笑)

 

「も~ はらきゃ~た(次男)」

 

そんなご立腹の次男に、本日のバースデーディナーは今週二回目のカレーを作ってあげよう(笑)

 

トッピング的なサムシングもウエストのからあげの『大人買い』を許してあげよう(笑)

 

happybirthday次男くん。大丈夫!まだ挽回の余地はきっとある!(笑)