親育ち支援講座とは?

親育ち支援講座とは0歳から5歳(就学前)までの子どもを持つ親のための学習とサポートのプログラムです。

専門家や講師が教えるのではなく、参加者が楽しく、安心して学び合う場です。(2人のファシリテーターが進行をお手伝い。)ティータイムなどをはさんで楽しく、2時間を過ごせます。

 

友人の体験談で参加を決めた私

ある日友人から「親育ち支援講座って楽しいよ!メンバー同士の敬語はNGとか決まりごとがあって話やすいし、ファシリテーターの人たちも親切。行ったことないならおススメだよ!」と楽しそうな内容を聞き、以前から親育ち支援講座に興味をもっていた私は参加したいという思いが強くなり、申し込みを決めました。

 

乳幼児相談で申し込みをすると後日、西海市役所こども課より連絡がありファシリテーターより「事前面接があります。」と伝えられました。

 

私は大島児童館で事前インタビューを受けました。インタビューというと堅苦しい印象がありますが実際はファシリテーターと雑談しながら、「親育ち支援講座に参加する理由、子育てで困っていることは何か?どんなことを話したいか?」などいくつかの質問に答えていきます。

 

そして「参加中にみんなから呼ばれたいニックネームを考えて下さい!」なんてことも言われ、どうしようかと悩みましたが私はシンプルに下の名前にちゃんを付けて呼んでもらおうと考えました。

では、これから実際に私が参加した様子を一部ご紹介します!

 

 

専門家や講師がいない?!参加者が中心のプログラムとは!

親育ち支援講座は、1回2時間の講座が全部で8回行われ、4名のファシリテーターのうち2名ずつが交代で各回の講座をリードしてくれます。

 

今回の参加者は8名で地元に住んでいるママ達が多く、私の顔見知りの方ばかり。とは言え普段児童館でお会いしてもゆっくりお話する時間はないので、この機会に参加者と仲良くなり楽しく過ごせました!

 

全回無料託児があり託児スタッフの方がいるので安心して、本当にママ達だけで子育てについての悩みや疑問を話し合えます!

 

 

アイスブレークで緊張がほぐれた!自然と笑顔に!

最初に今週起こった出来事、今日の意気込みなどを参加者とファシリテーターが1人一言ずつ話します。

 

「今週は暑くて網戸を開けていると、子どもが網戸を勝手に開けてベランダに出ようとするんですよ。危ないからと連れ戻しても面白がって何度も同じことを繰り返すから、結局窓を閉めて蒸し暑かった。」と私が子どもと格闘した話をした回がありました。

 

その後セッションが始まる前にゲームや体のストレッチを行いますが、毎回アイスブレークの内容は違います。その中でも盛り上がったのは、歌を歌いながら手を動かす頭の体操です。円を囲み「あんたがたどこさ」を歌いながら、右手はグー、左手はパーにして「さ」の時左右の手を入れ替えます。

 

みんな頭が混乱して「あれ、間違った!」と言いながら楽しみ、リラックスした状態から始まります。

 

 

みんなが安心して何でも言えて居心地よく、楽しく学べる場にする為の【7つルール】

1.話を最後まで聞く

2.ニックネームで呼び合おう

3.人の話を否定せず共感し合う

4.敬語を使わない

5.あいづちをうつ

6.携帯はマナーモードに

7.守秘義務を守る

以上を守りながら事前にインタビューしていた内容を基にファシリテーターが毎回のテーマを決め話し合います。

 

病院(小児科・歯医者)はどこに行ってる?トイレトレーニング(以下:トイトレ)はいつから始める?

プログラムの3回目では『こんな時どうしている?』のテーマのもと2グループに分かれ話し合いを行いました。付箋に疑問を書き、模造紙に貼り付けてその疑問ごとに意見を出し合います。

 

私のグループでは、今からトイトレを始めるママからの「トイトレはいつ頃から始めたか?」の疑問にすでにトイトレ経験済みのママより具体的な体験談やアドバイスをもらえるのですごく参考になります。

またテキストを使用してより良いヒントを得ます。

イラスト付きで、とても読みやすいです。

 

親育ち支援講座では体験学習サイクルを用いて考えます。

体験→認識→関連づけ→応用

繰り返し学んだことを次へつなげているので、日常生活の中でも応用できそうです!

 

参加するにあたり、インタビューの中で答えた質問(”子どもの行きつけの病院はどこ?”子育ての協力者が近くにいない場合どおしてる?”)など気になることがあり、参加者とゆっくり話をすることが出来ます。

 

 

ティータイム

プログラムの途中には、お菓子とお茶を飲みながら休憩する時間があります。子どもの出産エピソードや旦那さんとの馴れ初め。また新婚旅行はどこに行った?など回を増すごとにより深く話を聞くことができました。

 

各プログラムで書き出した模造紙も各週ごとに壁一面にギッシリ。

先週はこんな話をしたな、この回では休んで参加出来なかったのでこんな内容だったのかと分かるようになっています。

プログラムの6回目には『育児の協力者』について、「旦那さんがいてくれるだけで感謝している」という意見が出ていることにファシリテーターがすごく感心して「私も見習いたい」と感動的な回もありました。

 

約3カ月間行われたプログラムもいよいよ終了

 

ファシリテーターより参加証明書が1人ずつ手渡されます。

 

 

各プログラムで参加者全員が集まることは残念ながら1回も出来なかったのですが、8名とも参加証明書を頂くことができました!

参加証明書には、メンバー一人一人からメッセージが!

最後は、ファシリテーターによる紙芝居の読み語りがおこなわれ、気持ちが穏やかになる雰囲気に包まれました。

 

楽しい時間をありがとうございました!

ファシリテーターのみなさん、そして子どもの託児に携わってくれたスタッフの方々には毎回お世話になりました。おかげで私たちママは子どもと離れて子育てについての悩みや疑問を話し合い、子どもへの愛おしさ、夫、子育てを援助してくれる方に感謝の気持ちをたくさん感じ取れ、素晴らしい時間を共有することが出来ました。

5か月経った今でもメンバーとの交流が続いており、今後もこの交友関係が続いていくことでしょう!

メンバーで定期的に集まり同窓会を行いたいです。

 

そしてまだ親育ち支援講座に参加したことがない方はぜひぜひ参加してみてください。

新たな子育ての考え方や、ママ友が増えるはずです!